体育委員会副委員長、強制猥褻の疑いで逮捕される

 2月19日、ハノイ市公安警察の捜査当局は、Luong Quoc Dung体育委員会副委員長(1953生まれ)を強制猥褻の疑いで逮捕した。また共犯の疑いで、事件発覚後に逃亡、指名手配されていたNguyen Thi Quynh Nga(1982年生まれ)を、事件から48日後、妊娠3カ月の身重の身体でハノイ市公安に出頭したところを逮捕した。
この事件は、被害者の少女Yさんの母親であるNguyen Thi Thuyさんが、関連機関や新聞、雑誌に送った告発文により明らかとなった。それによると、昨年12月30日、13歳のYさんは、近所に住むNgaという女性に、ハノイ市内にあるEdenホテルの一室に連れて行かれ、そこで50歳くらいの男に会い、Ngaが少女と男を残して退室した後、この男が少女に猥褻行為をはたらいたという。
この男が、体育委員会の副委員長という肩書きを持つ高級幹部Luong Quoc Dungであったことから世間は大騒ぎとなった。Dungは、1998年7月から同職に就任したが、これまでにもハノイ建設総公社取締役、公社が株式会社化してからは代表取締役を務めた経歴を持ち、建設業界でも有名な人物だ。経済博士号を持つDungは、体育委員会在職中は、財務および基礎建設関連事業の責任者だった。SEA Games開催に備え、資金調達・財務・インフラ建設小委員会委員長を務めた。Quang Tri省の戦場から1972年に復員した一級負傷兵でもある。
Dungは、3年前に行き付けのカラオケ店でホステスをしていたNgaと知り合い、親密な関係を持つようになった。Ngaが別の男性と結婚した後も、2人の関係は続き、密会を重ねていたという。
昨年末、Dungは自分の欲望を満たすため、Ngaに「金を払うから、少女を探してほしい」と依頼した。そこでNgaは、近所に住むYさんに「金持ちの男性の愛人になれば金が稼げるけどやってみない?」と相談を持ちかけ、男性を紹介することを約束した。NgaはYさんが学校をやめ、お金が必要だったことを知っていた。
昨年12月30日、DungはNgaと約束したEdenホテルに行き、NgaはYさんに化粧を施し、Dungが待つ102号室へ彼女を連れて行った。Ngaは2人を密室に残して部屋を出て、その約1時間後、Dungは部屋の外で待機していたNgaにYさんを引き渡した。
ホテルから出ると、NgaはYさんに約300万ドンの札束と100ドル札1枚を渡した。そして薬局に立ち寄り、緊急避妊薬を2錠買ってYさんに渡し、1錠はすぐに飲ませ、残りの1錠は翌朝飲むように言った。NgaはYさんにDungが誰であるかを教え、彼が非常に裕福であることや、スポーツ界の大物であることを話した。Yさんは帰宅後、号泣し、不審に思った家族が問い詰めたところ、Yさんは一部始終を話し、家族は公安に告発状を提出した。
捜査当局は、YさんにDungの写真2枚を見せたところ、彼女は「この男に間違いない」と認め、写真の裏側に「この男は、Edenホテルで12月30日昼に私に危害を加えました」と書いて署名した。また、Edenホテルの従業員も、Dungが同ホテルに宿泊していたことや、NgaがYさんをDungの部屋に連れていったことなどを証言した。さらに、タクシーの運転手からも「DungをEdenホテルまで乗せた」という証言が得られた。第22回SEA Games開催前から開催中に、Dungは頻繁にテレビや新聞・雑誌に登場していたため、ふたりは容疑者がDung本人であることを確認できた。
 被害者Yさんの父親はすでに他界し、母親の仕事は安定しておらず、Yさんはこの2年間学校には行っていない。近所の人の話では、Yさんは随分前から学校へ行っておらず、一日中遊び歩くような生活をしているため、「この事件が原因で学校を退学することになり、暴行されたことに傷つき怯えている」という報道については、かなり納得がいかない様子だった。
Dungは4カ月の拘留処分となり、捜査当局は体育委員会庁舎内にあるDungの執務室と、Trung Kinh区にある自宅の家宅捜索を行った。その後、捜査当局が起訴を決定し、逮捕命令を公布したと聞いても、Dungはそれほど驚いた様子を見せなかったが、捜査当局に対し、報道機関に自分の写真を撮らせないように頼んだという。
Dungは、2人目の妻とは離婚しており、Cau Giay区にある自宅で、母親、息子とその嫁、11歳の息子と同居していた。末の娘はまだ6歳と幼く、前妻と祖母と一緒に暮らしている。

(Thanh Nien/Nguoi Lao Dong/Tuoi Tre/Phap Luat/Phu Nu)

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