ベトナム ベトナムビジネス TOHO CO., LTD.

ベトナムの若者、安易な同棲生活の結末

 最近のベトナムでは、感情に流されて安易に同棲に踏み切る学生たちが増えている。

 Vさんは、抜群のスタイルと印象的な顔立ちで、大学入学当初から男子学生の注目の的となった。並み居る男の子の中から、百科大学4年生で地方出身のK君と出会い恋に落ちた。「愛し合っているし、卒業したら結婚するの」と公言し、「お互いの両親にも会ったし、結婚に備えて今から倹約しなくちゃいけないのよ」と交際を始めて数カ月後、K君との同棲生活が始まった。
 初めの3カ月は、2人がうまくいっているのを見て友人たちも安心していたが、徐々に雲行きが怪しくなり始めた。VさんがK君はだらしないと悪態をつけば、K君はVさんの気が利かないと返す始末で、その頃から2人はほとんど毎日喧嘩するようになった。
 数カ月後、K君の卒業と同時にVさんの我慢も限界に達し部屋を出て友人数人と暮らし始めた。怒ったK君はVさんと別れると、入社したばかりの会社の同僚と付き合うようになった。その頃、Vさんの顔色が悪く、倦怠感を訴えては頻繁に授業を休むため、友人たちが彼女を病院へ連れて行ったところ妊娠3カ月だった。失恋のショックと妊娠が彼女の生彩を奪っていたのだった。
 1年間の同棲の末、中絶を余儀なくされたVさんは、大学を中退して田舎に帰り、未亡人の母親と2人で小さな雑貨店を営んでいる。

 Qさんは、人文社会科学大学を卒業し、市内のコンピューター会社に就職が決まった。控え目で、器用、容姿も美しい彼女の魅力に、バツイチの若社長はすっかり惚れ込んでしまった。
 Qさんは、大学2年生のときある情報科学エンジニアと恋をしたが、淡い初恋は彼が他の女性と結婚したことで儚く消えた。そのショックと悲しみで、男性不信に陥っていた彼女の心を開かせたのがこの若社長だった。
 交際を始めて1年、Qさんは親友たちに、「もうすぐ結婚するから」と言って部屋を引き払い彼の家に移り住んだのだった。そして時が流れ、友人達に結婚式の日取りについて訊かれる度、彼女は、「大事な契約が残っているから、たぶん数カ月先になると思う」とはぐらかすのだった。
 そんなことが続いたある日、Qさんはスーツケース片手に、泊めて欲しいと友人宅に転がり込んだ。この突然の行動は、二人の関係に亀裂が入っていることの証だった。そして数日後、彼女は会社を辞めた。
 田舎に帰るという日、彼女はただ一言、「私たち、合わなかったの」と言い残しただけだった。Qさんを思う友人たちは、彼女の行動が理解できず、同情しつつも普通じゃないと言って腹を立てた。現在、Qさんは結婚し家庭を持ったが、過去を引きずり幸せを掴みきれないでいる。

 Binh Thanh区のアパートに住む学生数十人の中で最も目を引くのが人文社会科学大学2年生のKさんだ。頭がよく個性的な話し方と、利発そうで綺麗な顔立ちが印象的だ。彼女の隣の部屋には2歳年上の男子学生が住んでいた。初めはただの“お隣さん”で、2人は他愛無い冗談を交わすだけの間柄だった。ところが、その男子学生が恋人に振られて落胆し、やけになって酒に溺れるようになった。Kさんは彼を慰め、励ますうちに、2人の距離はぐっと近づいた。
 こうして恋人同士になった2人は、生活費の節約を理由に1つの部屋に住むようになった。しかし、他の同居人たちの興味深げな視線に耐えきれず、2人は新しい“愛の巣”に引っ越したのだった。他人の視線から解放され自由になった2人は、本業の勉強を忘れ、喜びに耽る日々を送った。
 しかし、楽しい日々も長くは続かなかった。Kさんは望まない妊娠を“処理”するために1カ月も授業を休まなければならなかったのだ。その頃から、優しくチャーミングだった彼女の面影は消え、無口になり、大学の成績も落ちてしまい、学部の卒業式にすら顔を出さなかった。同棲生活は数カ月後に終わりを迎え、2人は別々の道を歩むことになった。その後、Kさんは実家にも帰省していないという。

 Nさんは、ある海沿いの町の裕福な家庭に一人娘として生まれた。恵まれた環境で育った彼女は、ホーチミン市への上京に際し何の心配も要らなかった。大学の近くにある親戚の家に住み、十分な仕送りをしてもらい、週末になると友人と遊び歩いていた。
 そして彼女は、「裕福・美貌・プライド」を自認する女子学生が集まるグループのメンバーとなった。このグループの女の子たちは皆、金持ちの男と付き合っていた。綺麗な部屋、テレビ、冷蔵庫、高級ステレオ、流行のファッションと、皆学生ではあるが贅沢気ままに暮らし、毎晩遊びまくっていた。週末の遠出も当然すべて彼氏持ちだ。Nさんもグループの男友達を紹介され、2人はあっという間に恋人同士になった。
 Nさんは、「友達と一緒に住んだほうが勉強しやすいから」という理由で親戚の家を出る許可を両親にもらい、両親も娘の言葉を信じて部屋代を上乗せして仕送りした。そして、Nさんは遊びに夢中となり、学業はすっかり疎かになった。結局、彼女は単位不足で卒業できず留年し、恋人との関係は妊娠中絶を機に破綻という結末を迎えた。
 同年代の友人たちが就職し、家庭を築いていく中、Nさんはなかなか就職できず、チャットルームで暇を潰すようになった。先日、「これからネットで知り合った恋人を迎えに行くの。外国から帰って来るのよ」と浮かれて自慢する天真爛漫な彼女に出会った。

(Cong An)
ベトナムニュース
HOME

最近の興味深いコラム、インタビュー、事件・出来事


枯葉剤の後遺症、−ベトナム Ben Tre省−

ベトナム文化を伝えるフエの名物料理店

ベトナム Hoa Binh省にアジア最大のゴルフ場を建設

ソフトウェア開発、ベトナムの将来を担う若者たち

夜の営業にいそしむホーチミンの高級男娼

高級車を乗り回す“御曹子”たち
精力剤の効果は如何に
慢性的な家政婦不足
住宅建設で人生設計のサポート

シクロ運転手から起業 −ファングーラオのBAOさん−

優秀な人材、国営企業から外資企業へ転職


              TheWatch.com © 1997 - 2004 TOHO CO., LTD. All rights reserved.