サイゴン駅によると、テト期間の乗車券は12月上旬からの発売予定となっているが、すでにブローカーは11月から販売を開始している。
先月15日、乗車券を購入する振りをしてサイゴン駅周辺のカフェに行くと、ブローカーたちが寄ってきて熱心に乗車券の購入を勧める。Beと名乗る30歳ぐらいの男は、「正式には12月上旬の発売だが、手付金をちょっと払ってくれれば何枚でも用意するよ」と言う。Nghe
An行きを15枚頼んだところ、「10万ドンの手付金を払ってもらえれば、乗車券が手に入り次第届ける。1枚あたりの手数料は10万ドンだ」とBeは説明した。彼は自分の電話番号を渡しながら、「入手できない時は、すまないが勘弁してくれ」と付け加えた。
サイゴン駅の向かいにあるカフェでは、Tran Thi Tuyet Nhuと名乗るブローカーに会った。Thanh
Hoa行きの乗車券を11枚と申し出ると、NhuはBeと同様に手に入り次第家まで届けるという。言い値は当然ながら定価より高い15万ドンだ。こちらを安心させるためかNhuは、「心配は無用さ、乗車券売場に知人がいるので確実だ。万一取れなかった時は、乗務員に頼んで乗れるように手配する。いずれにしても1枚につき手数料は10万ドンだ」と説明した。10万ドンの手付金を渡すと、Nhuは手帳にメモをとった。
情報通によると、彼らブローカーの乗車券入手方法は次の通りだ。まず国営企業のツテを頼り、各企業に割当てられる優先購入枠リストを水増しして作ってもらい、乗車券を余分に購入してもらう。この手続きを経て企業が正規に購入した乗車券のうち、余剰分がブローカーの間に流れるというわけだ。
サイゴン駅のTruong Quang Mong駅長は、「当駅でも乗車券がブローカーの手に回らないよう努力しています。乗車券購入リストの偽造は法律違反ですから、利用者の皆様には、ブローカーからではなく、サイゴン駅の売り場で正規に購入して頂きたいと申し上げております」という。公安委員会警察局の幹部は、「テトに近づくとブローカーの動きが活発になるため、対策を講じるつもりです。しかしブローカーを取り締まる法律がまだ制定されておらず、検挙は難しいのが現状です」と話した。
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