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ベトナムのトラック・大型自動車の需要が急増

 普通自動車の価格は年初6カ月で上昇し、ベトナム自動車メーカー協会(VAMA)の加入合弁企業11社の自動車販売台数は前年同期比約20%減となった。しかし、VAMAによると今年7月、これら11社の自動車販売台数は前月比12%増の3,046台に達し、前年同期比139台増となった。
 特に強い伸びを見せているのはトラックや大型自動車となっている。Truong Hai有限会社営業課のPhung Viet Tue氏は、「軽車両やトラクターなどの通行が制限・禁止されて以来、弊社のトラック生産台数は毎月増加しています」と話す。同社の販売台数は1月で僅か194台だったが、5月で316台に増加し、7月には約500台、8月前半では530台に達した(主に1.25〜3トンの軽トラック)。Tue氏によると現在、国内における1カ月あたりの軽トラック需要は、以前と比べ150〜200%増の約2,000台に上るという。ベトナム自動車工業総公社のNguyen Van Khoa社長は、同社製の農業用トラック販売台数も顕著な伸びを見せていると述べた。
 工業省のNguyen Xuan Chuan次官によると、トラック需要は今後も高まることが予想され、2005年には6万8,000台に達するという。加えて、現在非常に多くの企業が大型自動車やトラックの生産投資に乗り出している。Chuan次官は、「ベトナム自動車工業の確立に向け主要な役割を担うべく要請を受けた国営企業4社のうち、最も生産が好調なのはベトナム自動車工業総公社です」と話す。Hung Yen省の農業用車生産工場の落成直後、同社はCan Thoに軽トラック生産工場の建設に着工し、また同じくHai Duong省に年間生産可能台数1万2,000台の工場建設を現在準備中である。
 別の「主力」国営企業である農業機械・エンジン総公社は、出遅れたものの韓国企業Samsung社の設立後間もない自動車生産工場を1,400万ドルで買収できたことをChuan次官は高く評価している。Samsung社は、最新の研究開発所が備わったこの工場建設に1億6,400万ドルを投じていた。
 自動車生産においてさらに重要な役割を担うのが民間企業である。国内のトラック需要は2005年で約6万8,000台、2010年で12万7,000台と予測されているが、工業省は国内の民間企業から受けた自動車生産投資登録案件30件、年間生産可能総台数15万台もの申請のうち、その大半をトラックが占める。資金力のある国内の民間企業の投資手続きは迅速に進められ、政府の計画に従って生産する必要が無いため、自動車メーカー、特に国営企業にとって強力なライバルとなっている。正にこれらの「強敵」がベトナム自動車工業の成長促進、内地化率の向上、コスト削減に貢献しているのだ。

(Sai Gon Giai Phong)
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