専門家によると、今年下半期には安価な中国車や高級中古車が国内に流入するが、ベトナム国内の自動車メーカー各社は価格を据え置く見通しだ。 6月に開催された展示会『Autotech 2006』では中国車の出展が目立った。今年8月から販売が始まるLifanグループのセダン「Lifan 520」は排気量1.6リットルと1.3リットルの2種類あり、保証は2年間(または5万km)で販売予定価格は1万6,500ドルだ。Truong Thanh社が組立・販売するSUV(多目的スポーツ車)「Gonow Jetstar」はインパクトのあるデザインで価格は1万9,500ドル。Escape、BMW-X5、Mercedes M Classに手の届かない購入層を狙っており、Terios、Vitara(2万ドル)などの対抗馬となる。 ベトナム国内の自動車販売価格は他国に比べ高く、不満の声は多い。これまでの値下げも消費者の意に沿うものではなく、ヨーロッパの販売価格の2倍となっている車種もある。そのため中国車のほうが消費者の手が届きやすいが、市場をリードする存在になるかは、その性能面から疑問視されている。しかし、中国車がこれをクリアすれば、国内生産車も価格改定を余儀なくされるだろう。 中古車は、これまでに40台程度輸入されており、その大半を高級車が占める。輸入価格3万4,000ドルのLEXUS LX470の販売価格は10万ドル、申告価格9,500ドルのBMW-X5は、課税後の価格が7万ドルに達する。ハイフォン港から輸入されたMercedes S-500は販売価格が11万ドルだが、2004年式S-500は国内では2004年当時、20万ドルで販売されていた。保税倉庫では現在、Lexus、Mercedes、Porscheといった高級車が数十台、市場での販売を待っている。高級車販売業者は、高い国内生産車は消費者の選択肢から外れるようになっていると言う。 Matiz、Lacetti、Kiaなど比較的低価格の自動車を扱うVidamco社の年初5カ月の販売台数は688台で、昨年の67%相当にとどまっている。これは中古車の輸入解禁の影響を受けたものだが、専門家は国内生産車は今後、中国車の影響も受けるだろうと指摘する。先にも触れたように品質には改善の余地が残るが、デザインや保証制度からみれば、バイクで起こした“革命”の再現もあり得る。中グレードのセダンは外的な競争相手がおらず高値が維持されているため、今後はHonda Civicの販売動向が注目される。
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