少数民族の暴動、「外国大手通信社の報道は誤報」

  Tay Nguyen地域に住む少数民族の一部が暴動を起こした“4月10日事件”は同地域の省の指導部により制圧された。しかし、外国の通信社や団体により「多数の死者が出た」と報道されたことから国内外に大きな波紋を呼んでいる。この事件の真相について、Dac Lac省人民委員会のNguyen Van Lang委員長に話を聞いた。
 
Q: 外国の通信社や団体は、「少数民族が復活祭のミサに参加するのを政府が阻止したため“4月10日事件”が勃発し、数百人が死亡した」と発表していますが、これについてどのようにお考えですか?

A: 今回の暴動について、海外大手通信社により誤報がなされたことを大変遺憾に思います。死者数は200人、400人、2,000人などと発表され、さらに、斬首された人がいるとか、死体は川に投げ捨てられたなどという報道までありました。しかし、そのような残忍な行為はあり得ません。


Q: 当日、実際はどのようなことが起こったのでしょうか?

A: Dac Lac省Cu M’Gar県在住の少数民族がBuon Ma Thuotへ向かったのは事実です。しかし、これは外国在住の反動分子が国内の仲間と共謀して引き起こしたことが明らかとなっており、その先頭に立つのがKok Ksor氏です。彼らは少数民族に対し、「Kinh族(ベトナム人の大半を占める民族)が少数民族の集落に侵攻して住民を殺害する。Buon Ma Thuotまで行けば国連の職員が飛行機を用意して待っており、その後米国に渡り良い暮らしができる」などと言って扇動したのです。住民たちは彼らがでっち上げた話をすべて信じてしまったのです。中には、今回の扇動で家や家財道具などすべて売り払ってしまった人もいました。


Q: それでは、今回の事件は、海外在住の反動分子が言うような「少数民族が復活祭のミサに参加するのを政府が阻止した」ために起こったわけではないのですね?

A: 今回の事件で、反動分子の行動や私たちが掴んだ証拠から、少数民族を騙してBuon Ma Thuotへ集結させようとしたのは、ベトナムの法律を犯し、国家安全を乱すという政治的な目的だったことは明らかです。
事件発生後、私たちは省の職員を現場へ派遣し、暴動に参加した人々に集落へ引き帰すよう説得させました。しかし、中には公安に暴力を振るったり、民家に押し入り家の中を荒らし略奪を働くなど、公務執行妨害や器物破損、交通法違反行為が見られたため、これらの阻止に努めました。


Q: 公安と彼らの間で衝突が生じたのでしょうか?

A: はい。彼らは石や竹竿、ゴム鉄砲などの武器を準備しており、それらを公安や地域住民に使用したことから揉み合いとなり負傷者が出ました。しかし、一部の団体が発表したような死亡者は出ていません。


Q: その後、事態収拾に向けどのような対策が講じられたのでしょうか?

A: 同日の14時頃には、事態を鎮静化させることが出来ました。私たちは車を用意し、暴動に参加した人々を集落に送ったのです。衝突で負傷した人々は、過激分子も含め病院へ搬送し、無料で治療を行いました。当日、参加者が使用したトラックは押収しましたが、所有者から「このような暴動を再発させない」という誓約書が提出されれば返却する予定です。但し、犯罪行為の証拠物件となるものについては引き続き保管し、調査を続けます。今回扇動されて、家や家財道具を売り払ってしまった住民に対し、人民委員会は衣類やコメ、塩などの生活必需品を援助しています。


Q: 今回の事件の原因は、少数民族が復活祭のミサに参加するのを政府が阻止したというわけではないのですね。

A: その通りです。私たちは宗教の自由を尊重しています。実際、当日、省内のすべての教会は通常どおり活動し、これまでに無いほどの多くの信者が復活祭のミサに参加しました。
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(Lao Dong)

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