4月28日、アジア開発銀行(ADB)は、今年のアジア経済成長の展望を発表した。それによると、ベトナムは今後も世界で最も高い成長率を遂げる国のひとつになるという。
ADBによると、ベトナムのGDP成長率は2004年に7.5%、2005年は7.6%を達成し、2003年の7.1%を大きく上回ると予測している。国内需要が2004年は約10.1%、2005年は約8.1%と大きな伸びが見込まれることも、GDPの大幅な成長を裏付けている。
また、ASEAN自由貿易地域(AFTA)加盟による他のASEAN諸国からの輸入品に対する関税の段階的な引き下げや、世界貿易機構(WTO)への加盟準備により、貿易収支の赤字は2004年は42億ドル、2005年は45億ドルに上るとしている。しかし、長期的に見ればAFTA実現とWTOへの加盟は輸出市場拡大のチャンスとなり、加盟後の輸出成長率は年平均12%を達成すると予測されている。
ADBは、ベトナムが今後も引き続き高い成長率を維持するために、行政改革や国営銀行の株式会社化を促進するなどの金融システム改革、2005年のWTO加盟実現が不可欠だとしている。これらを実現すれば、ベトナムは世界で最も高い成長率を達成し、2004〜2005年の東南アジアの発展をリードする国になると期待されている。
|